創業108年 銀座老舗の
誇り高きコーヒー

森のコーヒー

銀座カフェーパウリスタ

「銀ブラ」の語源といわれる老舗の味

 明治44年、東京・銀座に日本初のコーヒー専門店「カフェーパウリスタ」が誕生してから108年。日本中にコーヒー文化を発信してきた同店は、今も銀座でコーヒーのおいしさを伝え続けている。今、通販で人気を集めているのが、代表取締役社長・長谷川氏が自ら選んだ、農薬不使用※の完熟豆「森のコーヒー」。飲み口が爽やかで、フルーティな香りを感じる、いい酸味。また、甘みのある奥深い味わいが評判を呼び、“コーヒー通”からも絶賛されている。同社の歴史、守り続ける信念について話を聞いた。

大正と昭和の
文豪が愛したカフェー

 「銀ブラ」という言葉がある。「銀座をぶらりと散策する」という意味でよく使われるが、語源を辿ると「銀座のカフェーパウリスタでブラジルコーヒーを飲む」という説もあるらしい。大正時代の大学生たちが広めた流行語なのだそうだ。

香り豊かで甘く奥深い味わいが
楽しめるカフェーパウリスタの
「森のコーヒー」

 嗜好品といえば、甘酒かお汁粉だった時代。銀座に本場のコーヒーを提供する「カフェーパウリスタ」が誕生した。白亜3階建ての洋館。正装した給仕が、うやうやしくコーヒーを運んでくる。しかも1杯5銭という破格の安さ。「誰でも豪華で文化的な雰囲気に浸りながら、西洋のハイカラな飲み物が飲める」と大評判になった。
 特に文化人たちが多く集い、時に文壇サロンとなり、芸術家たちの社交場となり、思想家・活動家たちが議論を交わす場に。そして、若者たちが気軽に「コーヒー」という異文化に触れられる、新時代を象徴する場所だった。
 かくして日本にコーヒー文化を根付かせた同店。今年で創業107年を迎えるが、「コーヒーのおいしさを伝えたい」という信念は、何年経っても変わらない。
 「創業当時のコーヒーは、当然農薬不使用※でした。当社ができることは、その頃と同じ想いで、生産を続ける農園を応援することです」と長谷川社長。
 カフェーパウリスタは、今では極めて珍しくなった農薬不使用※の完熟豆「森のコーヒー」を販売している。香り、味ともに群を抜いていると“コーヒー通”からの評価も高い。
 「農薬不使用※を行う生産者を探していた時に出会ったのが、ブラジルの高地で農園を営むリカルド・アギアールさんでした。リカルドさんは、農園内に鬱蒼とした自然の森を残しています。完熟したコーヒーチェリー(果実)だけを手作業で収穫するため、効率は悪いですが、その豆で作られたコーヒーは、ブラジルのカップテイスターによる格付けでは、常にトップクラスの評価を得ています」(長谷川社長)

上:創業当時の伝統を
引き継ぐ味が今でも味わえる
下:多くの文化人も足しげく通った
現在の店内風景

 その後、同じ考えを持つ複数の農園と契約し、「森のコーヒー」の安定的な供給を可能に。鮮度を保ちながら定期的に届けるサービスも好評で、愛飲者を着々と増やしている。
 同商品最大の特徴は、コーヒーの味を邪魔する雑味が極めて少ないこと。酸味が爽やかで、飲んだ後も甘みが長く口に残り、ゆっくりと消えていく。「これがコーヒーの本当の味わいなんです」と長谷川社長。
 琥珀色に輝く「森のコーヒー」を飲みながら、大正ロマンに想いを馳せてみるのも一興だ。
※農薬は栽培期間中不使用

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創業当時の 「カフェーパウリスタ」と
明治44年、銀座店開業時の新聞広告

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