人気の深蒸し茶で
ホッとするひと時

抹茶入深蒸し茶

宇治田原製茶場

きれいな緑色、お茶の旨味もたっぷり

※記事は取材当時の内容に基づいております。
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つな通編集部


 緑茶発祥の地・京都府宇治田原町にある、宇治田原製茶場。常時、約80銘柄もの茶葉を取りそろえ、お茶を通じて「ホッとするひと時」を全国に届けている。
 そんな同社で高い人気を誇るのが、「深蒸し煎茶」。通常の煎茶よりも、茶葉を長く蒸したものだ。お茶の味わいが濃くて、色鮮やか。栄養成分もたっぷり含まれることから、健康にも良いとテレビなどでも取り上げられている。ここに、宇治抹茶を加えた「抹茶入深蒸し茶」は、抹茶の上品な甘みも楽しめる逸品。

お茶特有の
有用成分が豊富

 日本茶の種類別の生産量で、約8割を占める「煎茶」。私たちにとっては、とても身近なお茶だ。そんな煎茶に、「標準蒸し」と「深蒸し」があるのをご存じだろうか。
 製茶の工程は、大きく分けて「蒸し」「揉み」「乾燥」の3つから成る。中でも「蒸し」は、蒸気で蒸すことで茶葉の発酵を止めるとともに、お茶の味を決めることから、最も重要な工程とされる。「標準蒸し」と「深蒸し」の違いは、この「蒸し」の時間による。
 「一般的に、『標準蒸し』の茶葉の蒸し時間は30秒程度。その約2~3倍の時間をかけて蒸すのが、『深蒸し』です。この60秒~90秒の時間が大切なんです」そう話すのは、同社の安井徳昭茶師。

おいしくて体にも良い
「深蒸し煎茶」。宇治抹茶を加えて
たっぷり1kg分 ※ざる・ますは商品に含まず

 長時間蒸すことで、茶葉の中まで蒸気が伝わる。すると、茶葉は柔らかくなり、細胞壁が壊れやすくなる。その分、お茶の抽出性が高まり、お湯をサッと注ぐだけで、色は濃くてきれいな緑色に。渋味は少なく、旨味はたっぷり、まろやかな味わいが楽しめる。そのうえ、一煎だけでなく、二煎、三煎と味わえる。これも、「深蒸し煎茶」ならではの魅力だ。
 また、お茶の抽出性が高まったことで、お茶の有用成分にも大きな差が出ている。
 「標準蒸し」と比べると、お茶特有の健康成分であるカテキンは約1.2倍に。スッキリに役立つ食物繊維は約1.8倍、健康にうれしいβ‐カロテンは約2.1倍と軒並みアップ。さらに、湯呑の底に沈殿した茶葉の粉やかけらには、普通ではなかなか溶けださないビタミンEなども含まれる。

旨味が濃くてまろやかな味わい

 「有用成分がいっぱい詰まっていますので、ぜひ、湯呑の底の細かい茶葉まで飲みきってください」(安井茶師)
 テレビなどで話題となり、全国的なブームとなった「深蒸し煎茶」。今も、同社への問い合わせは多い。この「深蒸し煎茶」に、宇治抹茶を加えると、お茶の色は、より美しい緑色に。上品な甘みも楽しめる。
 お茶のおいしい淹れ方は、「茶葉は多め、お湯の温度は70℃ぐらい、湯量は150cc程度がおすすめですね」と安井茶師。
 おいしい食事の後に、家事や仕事の合間に、家族の団らんに、おいしいお茶で一服。そんな「ホッとするひと時」を、同商品で楽しんでほしい。

上:長く蒸すことで茶葉が細かくなり、
お茶の成分が溶け出しやすくなる
下:お茶を一品一品吟味する
茶師・安井徳昭

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